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Articles in the 読書 Category


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[ 2011年06月05日 | No Comment | 0 Trackback ]
丹沢の本について

今回はちょっと毛色を変えて山の本、特に私のホームグラウンドである丹沢に特化した本を紹介したいと思います。

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[ 2006年05月10日 | No Comment | 1 Trackback ]

本書は植村直己が第一次エベレスト偵察隊に参加するところから始まり、日本冬期エベレスト登山隊で隊長を務め、それが失敗に終わるところまでの物語である。具体的に言うと「日本エベレスト登山隊」、「国際エベレスト登山隊」、「日本冬期エベレスト登山隊」の3回のエベレスト挑戦の歴史である。
「日本エベレスト登山隊」は偵察から入り十分に高度順化した後、エベレストに挑戦して山頂を踏んでいる。
「国際エベレスト登山隊」は各国の習慣や物の考え方の違いから、分裂状態になり失敗に終わっている。
「日本冬期エベレスト登山隊」は植村直己自身が隊長になり、十分な経験あり、十分な準備をしたのにもかかわらず、隊員の死という最悪の状況に陥り最終的には登頂を断念るしてる。
植村直己の山に対する考え方が随所に出てきて面白かった。と同時にエベレストという山に登るのはどれほど大変なことなのか良くわかった。今までは単純に、世界一高い山というぐらいしか認識していなかったエベレスト観が大きく変わったと思う。特に最後の植村直己が山に対する考え方を記しているところはちょっとウルッとなってしまった。やはり植村直己は色んな意味ですごい人だ。
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[ 2006年05月08日 | No Comment | 0 Trackback ]

TVの生中継の最中に起こった政治家の殺人事件・・・そのTVの中にいた不審な男に気づいた綾部万梨子は野々村律子と共に剣杏之介〈はばき きょうのすけ〉と連絡を取る。事件に不審を抱いた剣杏之介は岩手県の東和町に向かう。そこには不思議な共同体「ドリーマー」とその代表のレンがいた。はたして彼らは何者で何の目的なのか・・・? 
この作品は『蒼夜叉』の続編にあたるらしい。しかし『蒼夜叉』は何年も前に読んだはずなのに、さっぱりと忘れてしまっていた。こんなことならちゃんと『蒼夜叉』から読み直せば良かったと思うけど、取り立ててストーリーが繋がっているわけでもなさそうなので、まぁ、忘れてしまったものは仕方ないので、今度機会があったらぜひ『蒼夜叉』を読み返してみようと思う。
ストーリー自体はまさに「高橋克彦」という感じがするけど、逆に「高橋克彦」らしからず、コレだけのストーリーを持ちながら非常にコンパクトに纏まっている。昔の高橋さんならばコレだけのストーリーならば倍の長さや、上下巻に分冊するであろうがこの作品に関してはそれらを行わず、わずか240P程度で作品を完結に導いている。なんか、もう少し長くても良かったよなぁ~。
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[ 2006年04月27日 | No Comment | 0 Trackback ]

196X年、アメリカ人2人とフランス人の3人の乗組員を乗せた砲弾が月に向かって打ち上げられた。はたして彼らは月にたどり着くことが出来るのか?
アポロ計画の100年以上も前に書かれたもので、今読むとおかしな部分も多々見受けられるが、時代を考えるとこの時代にここまで宇宙の事が解明されていたのか? と逆に驚く部分も多くある。おかしな部分で言えば、宇宙空間で窓を開けるという行為。一瞬ならば大丈夫だと窓を開けるシーンがあるが、気圧の関係で窓は開かないはず(挿絵では手前に引いて開けている)なのに簡単に手で開けているし、もし開けたとしても宇宙空間に素手を出すなんて考えられないが、この乗組員たちは平気で宇宙空間に手を出している。それと月の食に入ったときに砲弾の中でランプを燃やしていたりする。これだって常識では考えられないけど、単なる作り話じゃんと言われてしまえばそれまでだけど、その他の部分で単なる作り話では終わらせられないような、記述も多く見受けられる。19世紀に書かれたものって知らなかったら思わずなんじゃ、こりゃ? って思ってしまうかもしれないけど、19世紀に書かれたってことを知ると、随所に見られる精密な宇宙の描写にはただただ驚かされるばかりだ。
ちょっと変わったSF小説を読みたい人にはお勧めです。
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[ 2006年04月19日 | No Comment | 0 Trackback ]

槍ヶ岳を開山した修行僧播隆の半生を描いた作品。
百姓一揆に巻き込まれて自分の妻を誤って刺殺してしまい、修行僧になってやがて槍ヶ岳を開山するという物語だ。
一瞬タイトルを見て『劒岳〈点の記〉』とダブッてしまったが、読んでいくうちに全く違うものだということに気づいた。『劒岳〈点の記〉』は基本的に測量(三角点埋設)するために山に登るが、『槍ヶ岳開山』は誤って刺殺した自分の妻との対話を求めて登っている。
この物語はなぜか一番のクライマックスである槍ヶ岳の山頂を踏むシーンから始まっている。この演出がはたして効果的なのかどうかは分からないけど、どうせクライマックスのシーンをを最初に持ってくるのならもう一捻り欲しかった気がする。
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[ 2006年04月14日 | No Comment | 0 Trackback ]

時代は日露戦争の直後の頃、測量官の柴崎芳太郎のもとに劒岳に三角点を設置せよ、という命令が下った。まだ当時は劒岳は誰も登ったことが無く、地元では誰も登ってはいけない山とされていた。そんな中、柴崎芳太郎一行は山頂を目指すのであった。
この作品は史実を元に書かれている作品で、主人公の柴崎芳太郎も実際にいて近世での劒岳の頂に最初に立った人と言うことになっている。
特にこの作品で面白かったのは、まだ出来たばかりの日本山岳会の人との劒岳初登頂を争う部分とか、当時の三角測量の様子が詳しく書かれている部分などが面白かったが、一番はやっぱり、初登頂後に山頂で目にしたモノのことだろう。これは有名な話らしいが私は知らなかったので思わず、「おぉ・・・」とうなっしまった。
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[ 2006年04月10日 | No Comment | 1 Trackback ]

数十年ぶりに復活する採燈祭を阻止しようとする者があった。彼らはこの祭りを続けるとソ乱鬼が下りてくる、と告げた。
そんな中、即身仏(ミイラ)の取材でその村に帰省した工藤隆弘が事件に巻き込まれていく・・・。
古来から鬼と戦っていた一族の末裔が採燈祭の復活と共に鬼が山から下りてくるのを阻止する。という物語だが、まぁ、ストーリー的にはよくある話だな・・・、なんて思いながら読んでいたが、ダレることもなく最後まで一気に読めてしまった。そして、さいごのどんでん返しも予期していなかっただけに「やられたっ」と思ってしまった。
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[ 2006年04月04日 | No Comment | 0 Trackback ]

義経は成吉思汗〈ジンギスカン〉だった。
義経は衣川で殺されたのではなく、生き延びて東北、北海道を経て大陸に渡りジンギスカンになった。という伝説を急性盲腸炎で入院している神津恭介がベッドの上で暇つぶし代わりに解こうという物語だ。
ジンギスカン = 義経という話は昔からよく聞いていた。今までは特別興味を持ったことも無かったのだが、今回何の気なしに読んでみたら、確かに一理あるなというところも無いわけではないが、「どう考えてもこじ付けだよな」と思われる部分も多々あった。
基本的には病院のベッドの上だけで物語が進んでいくのだが、ひたすら文字の羅列だけなので、もう少し対比年表や、図録があればよかったと思う。まぁ、これをやってしまえば小説ではなくなるのかもしれないが、文字の羅列だけでは何も伝わって来るものが無かった。
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[ 2006年03月28日 | No Comment | 0 Trackback ]

ルーブル美術館の館長のソニエールが謎の死を遂げる。しかし、彼は自らの身体を使ってダイイング・メッセージを残した。その夜、彼と会う約束をしていた大学教授のラグンドンは、フランス司法警察に疑われる。そんな中、ソニエールの孫娘で暗号解読官であるソフィーは祖父の死体を見て自分宛に残したメッセージに気づく。と同時にラグンドンが犯人ではないという確信を持ち、彼と共にルーブル美術館から司法警察の目を盗んで逃走する。ラグンドンが犯人だと確信するフランス司法警察は何度もラグンドンを追い詰めるが、すんでのところで逃げられてしまう。
ソニエールが残した謎とは? ラグンドンとソフィーは全ての謎を解くことが出来るか?
タイトルにあるようにダ・ヴィンチの作品に隠された謎をラグンドンとソフィーが解いていくというのが大筋なのだが、最初から最後までずーっと歯車がものすごい勢いで回っているようで一気に読んでしまった。特にキリスト教やシオン修道会、テンプル騎士団の知識があればなお面白く読めると思う。(もちろんこれらの知識が無くても必要な部分は小説内で解説しているので問題無い)
この作品はもうすぐ映画公開になるが、まさに小説自体がハリウッド映画的なスピード感や展開が続くので、映像化されてもあまり違和感が無いように思われる。特にジャン・レノ演じるフランス司法警察のファーシュなんかは、小説を読んでいるときからジャン・レノのイメージとダブッていたので、このへんも今から楽しみだ・・・。

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[ 2006年03月14日 | No Comment | 0 Trackback ]

切れるはずのない小阪乙彦のザイルが切れた。そのときザイルのもう一方に繋がっていた魚津恭太に疑いがかかる。彼は親友を失った悲しみの中ザイルが切れた原因を探ろうとするが、その実験結果もまたザイルが切れることはありえないということだった。はたしてその真相は・・・?
今年の初めにNHKのドラマをやっていて見ようかなと思っている間にいつの間にか始まってしまい、気づいたら最終話になってしまい、結局それしか見ることが出来なかったのだけど、何となく頭に引っかかっていたので読んでみた。原作とはかなり異なる部分も多く原作では前穂高で事故に遭うのに対し、TVではK2になっていたり、各キャラクターの設定も微妙に違っていたりもする。
TV版は最終話しか見ていないのではっきりとは言えないけど、TV版の方がより恋愛色が強くなっているように思われた。小説版は確かに矢代美那子も重要なキャラクターとして登場するのだけれど、一見ドロドロの恋愛話に落ちていきそうなところを山男の2人のキャラクターたちの存在のおかげでチンケな恋愛モノにならずに済んでいるように思われた。そのあたりがこの小説を高評価されている一因ではないだろうか。
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