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登山用ハイドレーションシステムについて  このエントリをはてなブックマークに登録 

[ 2010年06月08日 | No Comment | 0 Trackbackk ]


今回はハイドレーションシステムについて書きます。簡単にこのシステムのことを説明すると、水袋をザックの中に入れて、そこからホースを出して飲み口を胸の辺りにセッティングして、水分補給が簡単に出来るようになる機能です。

毛嫌いしている人もいるようですが、私の場合は状況によって水筒と使い分けています。私がこのハイドレーションシステムを使用するのは富士山と日帰りだけど長時間歩かなくてはいけない時に特に多く使用しています。富士山の場合は長時間歩かなくてはいけないし、標高が上がってくるにつれて水筒を出すのさえ面倒になってくるので、常に飲み口が胸の辺りにあるこのシステムは必須です。高山病予防にはマメな水分補給も効果があると聞くので、特に便利だと思っています。また長時間のトレッキングの場合も水分補給が大切です。水筒だとイチイチ立ち止まらなくてはいけないので、どうしても水分補給が遅れがちになることがあるので、このシステムは歩きながらでも飲めるし、立ち止まって飲む場合も時間は最小限で済むので、やっぱり便利だと思っています。

ハイドレーションシステムを嫌う人の中でも多い意見が、残量が分からない。というのがあります。まったくその通りだと思います。私自身もまだあるだろうと思っていたら、すぐに無くなってしまったり、ロングトレイルなので、水はなるべく温存しようとして、終わってみたら半分以上残っていた。なんてこともありました。最近では、飲み口に取り付けて飲む度に水量を計測して残量をデジタル表示してくれるというものもあるようです。しかし、ハッキリ言って慣れだと思います。最近ではかなりの確率で山行終了時にぴったりと飲み終われるようになりました。なので、今日はこのくらい歩くからこのくらい入れていけばいいだろうというのが出来て、ほぼ計画通りになります。ちなみに、須走口から富士山頂を往復するのに必要な量は約1.7リットルです。もちろんこれは行動中に飲むものなので、食事用の水分は別途水筒に入れて持っていっています。また、念のためにどのような山行でも500mlのペットボトルに水を入れて持っていっています。予備の水という意味の他に、ケガをしたときなどにも傷口を洗浄するのにも使えるからです。

ハイドラパック リバーシブルリザーバー

ハイドラパック リバーシブルリザーバー実はこのモデルを買う前に、キャメルバッグのハイドレーションシステムを使っていました。しかし、キャメルバッグの水袋に水を入れるのはちょっとコツがいるようで、何度やっても思うように入れることが出来ませんでした。また、入り口が狭いということもあって一度使用すると乾かすのが大変です。オプションで袋の中を広げて速く乾かすようなものもあり、購入したのですが、どうも使いかってがよくなく、結局すぐに使わなくなってしまいました。なので、今は何処にいってしまったのか部屋中を探しても見つかりません。

そんな時、何気なくトレラン(私はやりませんが・・・)の雑誌を立ち読みしているとこのハイドラパックのハイドレーションシステムの事が載っていました。既存のハイドレーションシステムとは違い、水を入れるところが単純な袋構造をしているので、水を入れるのは簡単ですし、そしてなにより乾かす時に袋を裏返すことが出来るので、乾燥時間が圧倒的に速いです。また、単純な構造故に洗浄も楽なのでとても衛生的です。

そんなわけで、早速購入しようと思いましたが、当時はまだ殆どのアウトドアショップでは取り扱っていませんでした。日本の販売代理店のサイトで取扱店を見てみるとラッキーなことに家の近所の自転車屋(町の自転車屋というより、かなり本格的なレース用の自転車を取り扱っているお店)で販売しているのを知り、そこで購入しました。

実際に使ってみた感想は、前述のとおり取り扱いが圧倒的に楽です。このモデルは口を締めるのにドライバッグのように2度ほど折り込んでマジックテープで止めるのもです。初めはこんなんで本当に漏れないのか? と思いましたが、今のところ一度も漏れたことはありません。乾燥も速いですし、お気に入りの装備になっていました。が、一度ちょっとだけ気を抜いてしまい、ホース内にカビを生やしてしまいました。その日も、いつものように山行に持って行き、さて飲もうと一口、水を口に含んだら思わず「おえっ!」っとなってしまいました。家に帰ってホース内をゴシゴシ洗って目に見えるカビは除去できたのですが、さすがにもう一度使う気もなれず、別売りのホーズを購入しなくちゃダメだなと思っていると、「ハイドラパック リバーシブルリザーバーII」が発売されていました。詳細は次に続きます・・・。

ハイドラパック リバーシブルリザーバーII

ハイドラパック リバーシブルリザーバーII前述の通り、ホース内にカビを生やしてしまい、新しいホースを購入しようとした矢先に、この「リバーシブルリザーバーII」が発売されているのを知りました。基本的な機能はそのままですが、水を入れる口に変更がありました。こちらは2つに折ってスライド式のバーを差し込むだけです。クルクル折り返す必要がなくなったために、全体の長さもかなり短くなっています。また、水袋とホースを繋ぐジョイントの形状もちょっと変更されていて、ザックに入れたときに、ジョイント部への負荷がかなり軽減されていると思います。ちなみにこの「ハイドラパック」シリーズはパーツが共通なので、前の「ハイドラパック リバーシブルリザーバー」にこっちのホースを取り付けることができます。またパーツ類はかなり細かなものまで別売りで購入出来るので、一部破損しても全体を買い換える必要がないのもいいですね。

基本的に今はコチラをメインで使用していますが、口を止める部分のプラスチックのバーが破損する恐れ(簡単に壊れるようには見えませんが・・・)もあるので、より壊れにくい前バージョンも大事に保管しています。

共通仕様

ハイドラパック リバーシブルリザーバー イラスト基本的に「ハイドラパック リバーシブルリザーバー」と「ハイドラパック リバーシブルリザーバーII」は同じなんですが、「II」の方が新しいぶん使い易いと思います。もっともわざわざ古いものを買おうという人はいないと思います・・・。

上の方でも触れていますが、この「ハイドラパック」の最大の特徴は裏返しにできることだと思います。日本の場合は湿度が高いので、ちょっと気を抜くとあっという間にカビてしまいます。特に中にスポーツ飲料等を入れた場合は糖分が残ってしまうこともあり、よりカビやすくなってしまいます。なので、使用後はなるべく早く水袋の部分はもとより、ホースやその他の取り外せる部分はすべて取り外し(各パーツが自分で交換出来るようになっているために、簡単にバラせます)、水道水で十分に洗います。また水袋などは水を入れて食器用洗剤を数滴垂らして、よく振ったりもします。それを十分にすすいで、裏返しにして風通りの好い場所に干します。水袋やバラした各パーツは数時間もあれば十分に乾きますが、ホースはさすがに乾きにくいので、場合によっては数日間は干しっぱなしにしていることもあります。

また、何度か使用していると黄ばんできます。そのような時は私の場合はキッチンハイターに半日ほど浸けておきます。完全に元通りにはなりませんが、マメに行っていれば黄バミを最小限に抑えることが出来ると思います。しかし、使わないでいても、黄ばんでくるので定期的な洗浄は必要かもしれません。

ちなみに、標準で2種類の飲み口が付いてきます。自分で交換して好きな方を使うことが出来ます。

水の出る構造は、飲み口の一部がロックになっていて、押し込んだ状態だとロックされて水が出なくて、引っ張った状態だと水が出ます。が、通常は吸わなければ出てきません。しかし、標高の低いところで水を入れて、そのまま高所に持ってくると吸わなくてもロックを解除するだけで水が飛び出てくる事もあるので、要注意です。

下の写真の【クイックドロー】はショルダーベルトに付けて、ホースを固定する時に使います。マジックテープになっているので脱着は簡単です。最新版では磁石で固定するようになっているようです。

ハイドラパック リバーシブルリザーバー バルブ
【2種類のバルブ】
ハイドラパック リバーシブルリザーバー クイックドロー
【クイックドロー】

オスプレー ケストレル38にセッティング

次は実際にザックに取り付けているところを紹介しますが、これはザックによってマチマチですので参考程度にして下さい。今回は「オスプレー ケストレル38」に取り付けてみます。

ケストレル38にセッティング

まず、水袋をザックに収納します。通常はザックの中に専用の小袋があってそこに水袋を収納するようになっているのですが、このケストレルはちょっと違います。背中があたる背面パッドとザック本体の間(隙間)に水袋を入れる場所があります。なので、いちいちザックを開けなくても簡単に水袋にアクセス出来るので、頻繁に水補給をする場合などは非常に便利だと思います。また、ハイドレーションシステム最大の難点の残量が分かりにくい、というのがありますが、これだったら簡単に残量を調べられるので便利です。

ケストレル38にセッティング

水袋を収納したら、ホースを固定するベルトを締めます。これはザックによっては無い場合もあります。このケストレルでも特に締めなくても問題無いです。

通常のザック本体に水袋を収納する場合はザックからホースを引き出す必要がありますが、ハイドレーション対応ザックだと専用の穴が開いています。大抵はその穴のそばに「H2O」とか「水滴のマーク」が書かれていたりします。

ケストレル38にセッティング

次にこれもザックによってマチマチですが、ショルダーベルトにホースが暴れないように固定します。ケストレルの場合はゴムのループがあるのでそこに通しています。

ケストレル38にセッティング

(写真では見にくいですが)最後に上で紹介した【クイックドロー】をショルダーベルトの下部に取り付けて、そこに飲み口を固定します。これで歩いている最中にホースがブラブラすることはないです。

ケストレル38にセッティング

これでセッティングは終了です。人によってはホースが長すぎると感じるかも知れませんが、その場合はホースを切って好きな長さに調節します。トレラン等は短い方がよいと思いますが、ゆっくり歩く登山の場合はあまり長さは気になりません。

以前、何かで見たことがありますが、このホースを固定するのにゴムひもを使ってショルダーベルトに固定しているのを見たことがあります。それだと、使わない時はしっかりショルダーベルトに固定出来て、飲むときにグイッと引っ張って、飲み終わったら手を放すだけなので非常に便利そうです。これはいつか自分もやってみようと思っています。

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