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富士山トレッキング紀行(御中道編)  このエントリをはてなブックマークに登録 

[ 2008年07月26日 | 6 Comments | 0 Trackbackk ]


さて、今回は富士山の御中道を散歩してみたいと思います。その昔、御中道を歩くには富士山を3度登ってから、と言われていたようですが、6回登った私には2周は回れる資格があるということでしょう・・・。しかし、今は1周回ることは出来ません。大沢崩れという富士山の西側にある崩落地のために通行止めになっています。なので、今回の最大の目的はその大沢崩れを目前に見ることです。

今回のコースは、父親も同行するので大沢崩れに一番近い、奥庭の駐車場からスタートします。また河口湖口の五合目からも御中道を楽しむことも出来ます。より、富士山を楽しみたい人は五合目をスタートとしてもよいと思います。

実は以前、須走口を登っているとき、登山道の横から急に人が出てきました。てっきり、コースを外れてトイレでも行ってきたのかな? と思っていたらそのまま登山道を横切って逆側に消えて行きました。その時は何をしてるんだろう? と思いましたが、今思えば御中道をたどっていたのかもしれません。昔は富士山の中腹を一周出来たと聞くので、須走口を登っていれば当然その御中道を横切ることになると思います。なので、もう一度その場所を確認したいんですが、目印や標識のようなものはおろか、踏跡らしいものも無いので、その後何度か登っているのですが、どうしてもその場所が特定できません。できれば、いつかは現在通ることが出来るすべての御中道を回ってみたいと思っています。

山行データ

2008年07月26日(土)
コース (スタート)奥庭駐車場~御庭~大沢崩れ~御庭~奥庭駐車場~奥庭散策~奥庭駐車場(ゴール)
山名   累積標高 (+)819m
歩行距離 10.859km 所用時間 6時間8分
参考山行 2006年06月24日(土) 富士山トレッキング紀行(八合目敗退編)【須走口】
2006年07月15日(土) 富士山トレッキング紀行(小富士編)【須走口】
2006年07月22日(土) 富士山トレッキング紀行(初登頂編)【須走口】
2006年08月05日(土) 富士山トレッキング紀行(新六合目撤退編)【須走口】
2006年08月19日(土) 富士山トレッキング紀行(登頂2回目編)【須走口】
2007年06月30日(土) 富士山トレッキング紀行(登頂3回目編)【河口湖口】
2007年07月29日(日) 富士山トレッキング紀行(小富士編)【須走口】
2007年08月10日(金) 富士山トレッキング紀行(登頂4回目編)【富士宮口】
2007年09月08日(土) 富士山トレッキング紀行(登頂5回目編)【須走口】
2008年06月28日(土) 富士山トレッキング紀行(本七合目撤退編)【須走口】
2008年07月05日(土) 富士山トレッキング紀行(登頂6回目編)【富士宮口】

山行記

奥庭の駐車場
【05時16分】

奥庭の駐車場に車を停めてスタートです。

河口湖口の五合目からも御中道に入れるのですが、駐車場が混みそうなのと、父親も一緒なので少しでもコースが短くなるここに車を停めました。

ハクサンシャクナゲ
【05時26分】

ハクサンシャクナゲです。たくさん咲いていました。

御庭
【05時46分】

駐車場から30分ほどで御庭に到着。

壊れた小屋
【05時48分】

壊れた小屋があります。五合目にはたくさん人がいるけど、さすがにここまで来る人は少ないためかすっかり廃れてしまっています。

御庭の植物
【05時48分】

御庭の植物。

御庭の植物

富士山の森林限界(2,500m前後)にあたるこの御庭には、カラマツやコメツガ等が生えています。

カラマツやコメツガは、普通の気象条件の場所では、高さが25-30mに達する高木です。

しかし御庭付近では、富士山の厳しい風雪に耐えて低くなって生えています。

特に、強い偏西風が吹いているために、風下にだけなびくように枝が伸びています。このような樹形をした木を、旗形樹と呼んでいます。

大沢崩れへの分岐
【06時01分】

大沢崩れへの分岐。左に入っていきます。

道はしっかりと踏跡がついて歩きやすいですが、ここだけはボーっと歩いているとまっすぐいってしまいそうなので要注意です。

滑沢
【06時54分】

滑沢。

仏石流し
【07時00分】

仏石流し。

一番沢
【07時11分】

一番沢。

基本的にルートは歩きやすいですが、所々崩れた場所もあります。アップダウンも思っていたよりもあります(文末のルート断面図参照)。

大沢休憩所
【07時44分】

大沢休憩所です。今は使われていないようです。

ここから一度大きく下ります。すると・・・

大沢崩れ
【07時53分】

・・・大沢崩れ到着です。

写真ではスケール感が分かりませんが、かなりの幅があります。昔はここは通れたようですが今はかなり難しいです。しかし、時代によってそのルートは少しづつ変わっているようです。崩れる度にルートを付け替えていたようです。

しばらく眺めていて、帰路につきました。

北岳が見えました
【09時09分】

写真ではわかりづらいですが、ここから南アルプスの北岳が見えました。もっとも、北岳からはあれだけ富士山がハッキリわかるのに、こっちから北岳を見るとデコボコの稜線上のひとつのピークに過ぎません。そう考えると富士山は独立峰というのもありますが、特別なんですね。

ナナカマド
【09時33分】

樹林帯の中も通ります。カラマツやコメツガに混じってナナカマドの新緑が綺麗ですね。

奥庭の駐車場
【10時16分】

奥庭の駐車場に戻ってきました。しかし、まだ時間が早いので奥庭にも寄ってみることにしました。

富士箱根伊豆国立公園

富士山五合目奥庭自然公園

富士山には、北北西と南南東に沿って多数の寄生火山がありますが、この奥庭周辺も寄生火山跡地として代表的なものです。風雪に耐えた樹齢100年以上のカラマツ、コメツガ、シラビソ等が矮性化して自然の庭園をつくっています。

展望のきく地点に立つと富士山の植物の移り変わりが一望でき、付近一帯は野鳥や高山植物の観察に最適な地域として知られています。

環境庁・山梨県
天狗岩
【10時23分】

駐車場から大きく下って、最低部に「天狗岩」と呼ばれるものがありました。

天狗岩の由来

この奥庭を土地の人々は天狗の庭といい昔富士山に住む天狗様が日夜この庭で遊んでおり、この天狗岩は天狗様が山頂より小脇にかかえ持ち下ってここに据え、天へ昇るとき又天から降りる時の台石としたので天狗様の霊魂がこもっていると伝えられ、里人は山内に入ると必ずこの天狗岩を拝み道の守護、猛獣、怪奇の無難を願っている。

この天狗岩を信仰すると男女の仲が開け夫婦は円満になると里人は伝へている。

奥庭自然公園
東屋
【10時31分】

さらにそこからもう一度登り返すと、東屋があったのでそこでちょっと早めの昼食を取りました。

奥庭の展望台
【10時58分】

上の東屋から少し上がると奥庭の展望台があります。しかし、この日は雲海が広がっているだけで展望はあまり無かったです。

この後、もう一度駐車場に戻り、まだ時間が早いので、せっかくだからと五合目まで行ってみました。

五合目
【12時18分】

駐車場に入るのに五合目のかなり手前から渋滞になっていて30分以上かかってやっと駐車場に入ることが出来ました。

さすがにここは人、人、人、ですね。

富士登山といえば、やっぱり山頂を目指すのが一般的かもしれませんが、今回のように山頂を目指さない富士登山もいいもんですね。これからは山頂を目指すだけではなくもっと色々なところに行ってみたいと思います。

ルート図(クリックで拡大)

ルート図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)、及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第492号)

ルート断面図(クリックで拡大)

ルート断面図

ルート鳥瞰図(クリックで拡大)

ルート鳥瞰図

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6 Comments

  1. 大変ご無沙汰しております。
    秩父七峰で、書き込みさせていただいた者です。

    先日、中2の長男と富士山に登って参りました。
    富士宮5合目を朝5時に出発し、約6時間で神社に到着しました。
    あいにくの天気でしたが、九合五勺では、頂上の鳥居が見えたので元気が出ました。
    帰りの下山は、折からの雨で足止めを食いましたが、対面する登山者が極端に少ないのが幸いして、かえってスムーズに下山できました。
    まだまだ山のことは無知なくせに、無理したこともあり、反省大・・です。

    ついつい、富士山=気合入れて頂上・・となってしまいますが、豊富なトレッキングコースがあるようですから、次はぜひ参考にさせていただきたいと思います。

    Comment by やままさ鉄 2010年8月14日 8:23 AM

  2. > やままさ鉄さん

    お久しぶりです。
    富士山に登られたのですね。登頂おめでとうございます。

    私も登山再開に目処がついたので、間に合えば来月にでも登りたいと思っています。
    最悪、山頂を目指せなければその他のトレッキングコースでもいいので、久しぶりの富士山を楽しみたいと思っています。

    富士山には色んなコースがあるようなので、
    今後は一年中楽しめるようなコースも紹介していきたいと思っています。

    Comment by にんべん 2010年8月14日 10:27 AM

  3. にんべん様
     ありがとうございました。
     今回、長男の登山記念にと、金剛杖を買いました。
     長男は、登山中は、トレッキングポールの方がよいと言っていましたが、下山は金剛杖も捨てたもんじゃない・・とのことでした。
     ただ、高い位置を掴むせいで、袖から雨が入ってしまうのです。
     ここはひとつ勉強になりました。

     九合五勺からは、10歩登っては休むのを繰り返し、本当に苦労して頂上まで行けたことは、今後の試練に役立つかと思います。
     天気も然り、自然との対話って本当に答えはないってことを長男も身体全体で身に付けたようです。
     私自身、40代最後に、いい経験ができました。

     ちなみに、今回は、新調したレインウェアが大活躍でした。
     秩父の時に買ったものですが、やはり値段と機能はほぼ一致してますね。

     今回、財布は、オロナインの抽選でいただいた首から下げるキャップ式のものでした。
     金剛杖の焼印、有料トイレと、2000円分の100円玉もあっという間になくなってしまいました。

     先日、TVで山ガールを特集していましたが、前日揃えたウェアだけで5万円!
     うちは親子二人のウェアと、往復の旅費、おにぎり等でも5万円には行きませんでした・・。

    Comment by やままさ鉄 2010年8月14日 7:22 PM

  4. > やままさ鉄さん

    私も最初はシャツの裾が出ていても直すことが出来ないくらいにヘロヘロになってしまいました。
    でも、何度か登るうちに段々楽には登れるようになりましたが、気を抜いて寝不足なんかで行くと、途中下山を余儀なくされることもありました。
    富士山をなめてはイケナイってことですね・・・(>_< ) > 先日、TVで山ガールを特集していましたが、前日揃えたウェアだけで5万円!
    > うちは親子二人のウェアと、往復の旅費、おにぎり等でも5万円には行きませんでした・・。

    ウェアで5万円ですか!?
    メーカーや販売店が山ガールを流行らせたいわけですね・・・。

    ちなにみ私は1回の富士登山でかかる費用は金剛杖を買わなければ、ガソリン代を別にして高速代と昼食代で千五百円くらいです。
    なので、もっと頻繁に登れればなぁ~と思っていたりもしますが、まだ登ったことのない山にも興味津々だったりもします。

    Comment by にんべん 2010年8月14日 11:34 PM

  5.  こんにちは。お久しぶりです。
     富士山、須走口を毎年登って5年目になりました。今年は珍しく高山病にならずに登りきれました。お鉢巡りもやって、大沢崩れも上から眺めました。吸い込まれそうなスゴイところですね。
     お中道私も一度行ってみたいと思っています。
     須走口につながっているお中道は、昔からあるお中道とは別に、平成お中道というのが6合目の小屋のすぐ上辺りにあるらしいです。須走口登山道に何の表示もないのですが分岐点がありました。吉田口6合目あたりに出るようです。アウトドザ雑誌にチラッと載ったので、今年は通る人が少し増えたかも知れませんね。
     これもまた挑戦してみたいです。

    Comment by JO1KVS 2010年8月22日 8:40 AM

  6. > JO1KVSさん
    こんにちは。

    富士山に登られたのですね。お疲れ様でした。

    > 須走口につながっているお中道は、昔からあるお中道とは別に、平成お中道というのが6合目の小屋のすぐ上辺りにあるらしいです。

    私は以前、6合目の100メートルくらい下を横切っている人を見たことがありますので、複数のルートがあるようですね。
    私も機会があれば挑戦してみたいです。

    Comment by にんべん 2010年8月22日 11:34 PM

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