Home » アウトドア, トレッキング, 最近、更新した記事

風巻ノ頭・袖平山・蛭ヶ岳・ミカゲ沢ノ頭・臼ヶ岳トレッキング紀行  このエントリをはてなブックマークに登録 

[ 2006年03月18日 | No Comment | 0 Trackbackk ]


今日は、神奈川県の最高峰の蛭ヶ岳を目指します。神奈川に住んで30ウン年で初めてです。

ルートは日陰沢橋から姫次を経て蛭ヶ岳へ向かうルートです。距離はかなりありそうなので、まだ履きならしていないシリオの登山靴ではなくてホーキンスにしました。残雪のことを考えるとシリオの方が良かったのですが、まだ慣れていないのでどうしてもペースが上がらないためホーキンスにしました。結果的にはこちらで正解でした。雪もほとんど残っていなくて、コースも一部を除いてはよく踏まれていたので、軽いホーキンスにして正解でした。

ただ、今回は前日からの強風で蛭ヶ岳から臼ヶ岳の稜線上では海からの風が直接吹き付けているせいかかなり怖い思いもしましたが、無事に帰って来るとそれも良い想い出です。

山行データ

2006年03月18日(土)
コース (スタート)日陰沢橋付近~東海自然歩道入口~風巻ノ頭~袖平山~姫次~蛭ヶ岳~ミカゲ沢ノ頭~臼ヶ岳~金山谷乗越~源造尾根分岐点~神ノ川林道~日陰沢橋付近(ゴール)
山名 風巻ノ頭(1,077m)
袖平山(1,431.9m)
蛭ヶ岳(1,672.7m)
ミカゲ沢ノ頭(1,421m)
臼ヶ岳(1,460m)
累積標高 (+)2,358m
歩行距離 22.394km 所用時間 10時間12分

山行記

また、いつのも所からスタート
【06時55分】

今日もここからスタート。

日陰沢橋を渡って
【07時01分】

歩きなれた道を進む。

林道ゲートを越えて
【07時02分】

日陰沢橋を渡って、林道ゲートを越えて、登山道入口に向かう。

林道を進む
【07時10分】

右に上がって行くと檜洞丸だ。でも、今日はまっすぐ進む。

東海自然遊歩道入口
【07時12分】

東海自然遊歩道入口。ここから一度下って・・・

神ノ川を渡って
【07時14分】

・・・神ノ川を渡り・・・

しばし、ジグザグに登る
【07時15分】

橋を渡りきった所から本格的な山道となる。

姫次まで2時間40分
【07時19分】

姫次まで2時間40分。10時前後に着けば御の字でしょう。

浮き石だらけで歩きにくい
【07時22分】

ザレた岩がゴロゴロしていて歩きにくい。

かなり急だがジグザグと登るので見た目よりは楽
【07時27分】

見た目はかなり急だがジグザグと登るのでそれほどキツクない。

平たい所に出たが
【07時39分】

ちょっと息をつけるところにでたが・・・

再び登り
【07時50分】

またすぐに登りが続く。

ザレた道を進む
【08時10分】

道が崩れたようになっている箇所が結構あった。

大室山の向こうに富士山の頭が見える
【08時18分】

振り返ると、大室山の向こうに富士山の頭が見える。写真中央左。

風巻ノ頭のピーク
【08時25分】

風巻ノ頭のピーク。何も無いかと思ったら・・・

一段下がった所に東やとベンチがある
【08時26分】

一段下がった所に東やとベンチがあった。

風巻尾根
【08時27分】

えっ! 今登ってきたところって500メートルも高低差があったの! 体感的にはそれほどじゃあなかったんだけどな・・・。

風巻尾根〈かざまきおね〉

この道を神ノ川方面にすこし行くと急な下りの尾根道になります。この尾根道は丹沢山塊の中でも急な勾配をもち神ノ川公園端まで500mの高低差があります。

地形の関係で、一年中風が渦巻いて吹くので風巻尾根といいます。

神奈川県
今度は下り
【08時30分】

風巻ノ頭で2,3分休憩して、袖平山に向かう。

せっかく登ってきたのにしばらくは下りが続く。

右手に蛭ヶ岳
【08時30分】

この辺りで本日初めてのハイカーに出会う。

かなり急な下りもある
【08時39分】

かなり急な下りもある。

なんだコレ?
【08時41分】

なんだコレ?

富士山
【08時46分】

今日は富士山がきれいに見える。帰りまで天気が崩れなければ良いのだが・・・。

袖平山までは・・・
【09時01分】

袖平山までは・・・

・・・数度アップダウンを繰り返す
【09時17分】

・・・数度のアップダウンを繰り返す。

途中大きく崩落した脇を通る
【09時34分】

途中大きく崩落した脇を通る。

こまで上がると富士山がハッキリ見える
【09時35分】

袖平山の山頂までもう少しのところからの大室山越しの富士山。

袖平山に到着かと思いきや
【09時44分】

袖平山に到着かと思いきや・・・

山頂はもう少し先
【09時45分】

・・・左手にもう少し高い所がある。そっちが山頂だ。往復しても5分もかからなそうなので、寄って行くことにする。

ここが山頂
【09時46分】

あっと言う間に山頂到着。

袖平山からみた富士山
【09時48分】

袖平山山頂から見た富士山。

富士山にかかる黒い雲がなんか不吉だ・・・。

姫次へ向かう
【09時50分】

袖平山山頂には何もないので、すぐに姫次へ向かう。

10分ほどで姫次に到着
【10時03分】

10分ほどで姫次に到着。

数組のハイカーさん達が休んでいた。ここではゆっくり出来そうもなく、まだ先は長いので、写真を撮ったら蛭ヶ岳に向かう。

一瞬、ルートを見失いそうになるが・・・

姫次から右手前方向に戻るように進む
【10時07分】

・・・袖平山方向から右手前に戻るようなルートで蛭ヶ岳に向かう。

原小屋平
【10時17分】

原小屋平。昔小屋があったのか?

V字になったルートを進む
【10時21分】

もともとこうだったのか? 人が多く歩いた結果なのか? ルートがV字になっている。ルートを見失うことはないが、結構歩きにくかったりする。

大きな木が倒れていた
【10時26分】

途中、大きな木が倒れていた。

地蔵平
【10時26分】

地蔵平。昔、お地蔵さんがあったのか?

この辺は雪が残っていた
【10時30分】

3月とは言え陽の当たらないような場所には雪が残っている。

しかもガチガチに凍っている
【10時56分】

しかも、ガチガチのツルツルだ!

山頂まで45分
【10時59分】

山頂まで45分。

木道工
【11時00分】

木道工。ふむふむ、こういうところはルートを外れて歩くのは御法度だな。

ここが木道
【11時00分】

もっとも、わざわざルートを外れなくても、この上を通って行った方が断然楽だ。

木の階段
【11時03分】

「木の道」の次は「木の階段」だ。所々崩れていたりもするが、概ね歩きやすい。

よく整備されている
【11時10分】

ずーっと続く木の階段、傾斜がそれほど急では無いので、楽に歩ける。

凍った雪
【11時13分】

この辺一角はまだ雪が残っていてガチガチに凍っていた。軽アイゼンを付けようかどうか悩みながら、おっかなびっくり登っていると上から下りてくる人がいて、ハデにコケていた。その人にこの雪道はしばらく続くのか聞いたらこの辺一角だけとのことだったので、このまま慎重に登ることにする。

その下りてきた人と慎重にすれ違って、しばらくすると後ろから

「おわっ!」

と聞こえた。またコケたようだ。やっぱり登りより下りの方が滑るんだよな・・・、などと考えながら、よりいっそう慎重に登るのであった。

山頂まで400メートル
【11時20分】

凍った雪道を抜け、山腹をトラバースするように回り込むと山頂まであと400mだ。

崩落して橋が落ちていた
【11時20分】

途中、崩落して橋が落ちていた。

広い尾根をゆっくりと登る
【11時26分】

広い尾根をゆっくりと登る。踏跡は何本にも分かれている。一番楽そうな所を選んで進むが、結局はどこを通っても同じようだ。この日は解けた雪のせいか、ぬかるんでいる所が多かったv

あと一息
【11時28分】

あと一息!

山頂の小屋が見えてきた
【11時38分】

山頂の小屋が見えてきた。もうちょっと!

蛭ヶ岳山頂
【11時41分】

蛭ヶ岳山頂到着! 神奈川県の最高峰です。

蛭ヶ岳山頂
【11時41分】

下記参照。

蛭ヶ岳山頂

〈石英せん緑岩〉・・・丹沢一帯の山の最高峰蛭ヶ岳(1,672m)から菰釣山(こもつるしやま)にいたる白い岩は、石英せん緑岩といわれる外面はかこう岩に似た深成岩ですが、著しい隆起と激しい浸食作用により、地上に露出しました。石英せん緑岩は岩質が弱く風化されると白い砂になりやすく西丹沢一帯に多くみられます。

神奈川県
山頂の祠
【11時42分】

山頂の祠。

蛭ヶ岳山荘
【11時42分】

蛭ヶ岳山荘。

東方面
【11時42分】

宮ヶ瀬湖方面。今まで幾度となく宮ヶ瀬湖を見下ろしてきたけど、ここまで小さく見えたことは無かったなぁ・・・。

山頂のベンチ
【11時43分】

山頂の様子。数人のハイカーがいた。

自分もここで昼食にする。

富士山が消えかかっている
【12時06分】

昼食を食べ終わって富士山を見ると、もう少しで見えなくなりそうだ。風も強くなってきたし、急いで下山することにする。

この尾根を進む
【12時06分】

この尾根を進む。

急だし、風は強いし・・・
【12時15分】

どんどん風が強くなってくる。ルートも先が見えないくらい急だ。

右奥が檜洞丸
【12時15分】

最初は広めの尾根なので安心だが、この先狭くなってくると風が恐怖の大王となって襲ってくる。キャー!

くさりを伝って下りる
【12時36分】

普通に晴れてて静かな日ならなんの問題も無いくさり場も強風の中では、ちょっとしたスリリングな体験を味わうことが出来る。

アップダウンを繰り返し
【12時39分】

何度かのアップダウンを繰り返し、途中何度かの細尾根を強風と戦いながら通り抜ける。

それにしても、この日は風が強かった。平地でも屋根が飛んだところがあったそうだ。普通の風ならば木々を揺らす「ザワザワ」という音がするが、この日の風はその音よりも遙かに大きく、頭上高いところで「ゴーッ」という音がずっと続いていた。身体の力を抜いて立っていると風にもっていかれそうになるので、2本の足とストックでふんばりながら進まなければならなかった。

木を潜って
【12時57分】

途中、倒木の下を潜る。こういう所は少しとは言え風が防げるのでホッと息が付ける。

蛭ヶ岳山頂を振り返る
【13時01分】

蛭ヶ岳山頂を振り返る。この後すぐに山頂付近はガスに覆われ見えなくなてしまう。天気予報では夕方から雨と言っていたが、予報より早く降り出しそうだ。

臼ヶ岳
【13時23分】

臼ヶ岳に到着。

結局、蛭ヶ岳からここまで出会った登山者は二人だけだった。一人は蛭ヶ岳山頂のすぐ下で大学生風の人で、もう一人はミカゲ沢ノ頭の手前で50代くらいの人だった、どちらも単独行でした。

 

ここでカモノハシ水筒からペットボトルに水を移し替えるが、もう半分(250ml)しか残っていない事に気付く。ここから先は水を大事にしなくては・・・。

=臼ヶ岳
【13時26分】

ここを指標の通り檜洞丸方面に直角に右に曲がろうとした、が、よく見ると正面に少し小高くなっている所がある。そっちが本当の山頂じゃないだろうかと思い、まっすぐ進んで見る。

この辺が臼ヶ岳山頂か?
【13時30分】

しかし、小高くなったところはグルリと鹿柵に囲われて中に入ることは出来ないが、恐らくこの中が本当の山頂なのではなかろうか???

そんな訳でちょっと回り道をしたが、先ほどの指標の所まで戻って檜洞丸方面へ進む。

急な坂を下る
【13時38分】

急な坂を下るが、海からの風が稜線上の陰になったせいで少し弱まってホッとする。

大きく切れ落ちたところもあった
【13時52分】

ホッとしたのもつかの間、所々大きく切れ落ちたところもあって、大分風が弱まったとは言え、バランスを崩したら谷底に真っ逆さまだ。

神ノ川乗越
【13時56分】

神ノ川乗越。

後で気付いたのだがこの付近に水場があるらしい。この時は風の強さと、雨雲との競争で地図で確認するところではなかった・・・。

なんだコレ?
【14時03分】

一瞬、木に貝が付着しているのかと思ったが、どうやらキノコの一種のようだ。

かなり急な斜面を登る
【14時03分】

大きく下った後は、やはり大きく登り返さなくてはならず、何カ所かは手を使ってよじ登らねばならない所があった。

穴の空いた木
【14時08分】

上の写真の斜面を登り切ったところに幹に大きな穴が空いた木があった。

この辺で位置確認
【14時20分】

蛭ヶ岳から続く稜線上に比べて風が弱まったとは言え、ちょっとでも見晴らしの良い所に立つと風は強くなった。

この先、臼ヶ岳と檜洞丸の中間地点辺りから北面の尾根伝いに神ノ川方面に下るルートを予定していたので、ここで地図を取り出し、GPSで位置を確認する。風が強いので地図を開くのに苦労する。

ベンチ
【14時25分】

休憩所もあったが、この辺りになると蛭ヶ岳山頂も正面に見える檜洞丸山頂もガスに包まれまったく見えなくなっていた。しかも、そのガスが徐々に下がってくるように見えたため、ここでは休まずに先を急いだ。

大きく崩れ落ちた所をおっかなびっくり渡る
【14時28分】

大きく崩れ落ちた所をおっかなびっくり渡る。

次ははしごだ
【14時29分】

次ははしごだ。

金山谷乗越
【14時31分】

金山谷乗越。

この少しで神ノ川に下る分岐点があるはずなので、気を付けて歩く。

この辺は崩落が激しい
【14時31分】

この辺は崩落が激しい。

また、はしごを下る
【14時32分】

また、はしごを下る。

ここから北尾根に向かう
【14時34分】

分岐点には分かりやすいように赤テープがあった。

ここから北尾根に向かう。

ここも大きく崩落
【14時36分】

分岐してすぐに大きな崩落跡がある。

木の根に掴まって登る
【14時43分】

木の根につかまってよじ登るが、の根の下が大きくえぐれているので崩れやしないかとビクビクしながら通過する。

ルートを見失った
【14時59分】

一度谷に下りて、別の尾根に取り付く所でルートを見失った。が、適当な尾根に取り付いてよじ登ってみたが、すぐに人が通れるようなルートじゃなくなっているので、もう一度谷に下りてみようと振り返って見下ろしたら、別のルートを発見! 下からだと見えなかったが、上から見下ろしたら踏跡がハッキリ確認出来た。

なんとか復帰したけど・・・
【15時05分】

そんなこんなでルートの復帰したけど・・・

・・・今度は雨が降ってきた
【15時23分】

・・・ついに雨が降ってきた。

この辺りから風の恐怖は無くなったけど、ずっと緊張を強いられてきてここにきて安心したせいか、胃が痛くなってきた。恐らく緊張状態が続いたために胃酸過多な状態になっていると思われる。水を飲むと痛みは治まるのだが、その水がもう少しで無くなりそうなので、ゴクゴクとは飲めず嘗める様にして口の中を潤す。それでもしばらくは胃の痛みが治まるが5分程するとまた痛くなってくる。そしてまた水を嘗める・・・を繰り返してだましだまし進む。

沢が見えてきた
【15時28分】

沢が見えてきた。

とここで気付いたが、川が雨で増水でもしていたら面倒な事になりそうだ。と思い先を急ぐ。

林の中は雨があまり当たらない
【15時36分】

葉を叩く雨の音は大きくなったが、林の中を進んでいるうちはあまり雨に当たらない。

木が無くなると雨が・・・
【15時48分】

しかし、空が開けたような所に来ると雨は容赦なく降り注いでくる。

沢に出た
【15時57分】

ちびりちびりと飲んでいた水が殆ど底を付き掛けた時、なんとか沢に出ることができた。

今、下って来たところ
【15時58分】

振り向いて今下ってきたところを見る。

水補給
【16時00分】

さっそく水を補給する。しかし、こんな山奥とはいえ地上を流れている川の水をそのまま飲むのはちと危険なので一度沸騰させる。ついでに折角お湯を沸かしたので持っていたカフェオレの粉を入れて飲むことにした。これで冷えた身体を暖めることが出来、糖分の補給も出来る。しかし・・・

神ノ川林道に出た
【16時13分】

・・・沢を渡ればすぐに林道なので、ここからはただひたすら歩くなけなので、もう雨が降ろうが風が吹き荒れようが怖くない!

蛭ヶ岳からの尾根沿いに見えていた橋
【16時17分】

蛭ヶ岳からの尾根沿いでずっと右下に見えていた橋を渡る。ここから振り返ると稜線はガスの中だった。

真っ暗なトンネル、出口が見えない
【16時39分】

真っ暗なトンネル(小洞トンネル)、出口が見えない。照明も無いので中は真っ暗だ。途中で緩やかに右に曲がっているのだ。

こっちは出口が見える
【16時42分】

もう一つのトンネル(孫右衛門トンネル)は出口が見える。

水場
【16時45分】

おぉ、こんなところに水場があった。

東海自然遊歩道入口
【16時49分】

東海自然遊歩道入口。今朝は奥に見える稜線上を登って行った。

林道ゲート
【16時58分】

林道ゲート。

日陰沢橋を渡って
【16時59分】

日陰沢橋を渡れば、すぐに・・・

ゴール
【17時06分】

・・・ゴール。

ルート図(クリックで拡大します)

ルート図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)、及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第492号)

ルート断面図(クリックで拡大します)

ルート断面図

ルート鳥瞰図(クリックで拡大します)

ルート鳥瞰図

スポンサーリンク

 

  にほんブログ村 アウトドアブログ アウトドア用品へ 人気ブログランキングへ  

関連する(かもしれない)記事

    None Found

Trackback URL

コメントを投稿する(承認後に表示されます)