『劒岳〈点の記〉』 新田次郎(著)を読んで

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時代は日露戦争の直後の頃、測量官の柴崎芳太郎のもとに劒岳に三角点を設置せよ、という命令が下った。まだ当時は劒岳は誰も登ったことが無く、地元では誰も登ってはいけない山とされていた。そんな中、柴崎芳太郎一行は山頂を目指すのであった。

この作品は史実を元に書かれている作品で、主人公の柴崎芳太郎も実際にいて近世での劒岳の頂に最初に立った人と言うことになっている。

特にこの作品で面白かったのは、まだ出来たばかりの日本山岳会の人との劒岳初登頂を争う部分とか、当時の三角測量の様子が詳しく書かれている部分などが面白かったが、一番はやっぱり、初登頂後に山頂で目にしたモノのことだろう。これは有名な話らしいが私は知らなかったので思わず、「おぉ・・・」とうなっしまった。

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